2024/08/29 13:47
コスメ好きの間では、もう当たり前になりつつある「ニードル美容液」。
細かなニードルが入った美容液が、なぜ美肌に効果があるのでしょうか?
・目に見えないとはいっても、痛くないのか?
・話題なのは知っているけど、本当に効果はあるのか?
と興味はあるけれど不安に思っている方々がいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、ニードル美容液とは「一体何なのか」「どのような効果があるのか」「安全に使用できるのか」といったポイントに着目し紹介いたします。

●ニードル美容液の”ニードル”って何?
美容液に配合されているニードルは「マイクロニードル」と呼ばれ、その名の通り極小の針を意味します。
1980年代のアメリカで生まれた構想で、注射針の痛みを解消するために研究が行われました。
蚊の針に着想を得て開発され、現在ではBCG注射にも応用されている技術です。
このマイクロニードルを化粧品内に配合することで、肌の皮脂膜に穴を開け、角質層まで美容成分を届けることが可能になりました。
●美容成分の多くは、肌の奥まで届かない
美容成分で有名なヒアルロン酸は、肌表面に保湿膜を形成し潤してくれますが、肌の奥までは浸透してくれません。
肌は本来「守るもの」でありバリア機能を保有しています。
分子量は一定の量で「低分子」と「高分子」に分類されますが、肌をとおる分子量は2000まで。
ヒアルロン酸の分子量は約800万なので、塗布しただけでは浸透しないのも当然なのです。
●マイクロニードルは、肌の奥まで美容成分を届ける
肉眼で確認できる最小サイズは0.1mmといわれていますが、マイクロニードルは目で見えないほどの微小な針です。
美容液などを肌に塗布した時、配合されているマイクロニードルが肌の表層に微細な穴をあけることで、肌の深部※にまで直接、美容成分を届けることができます。※角質層
ニードル自体の本数・長さ・美容成分などは各社商品によって異なります。
●マイクロニードルは、刺激でターンオーバーを促す
マイクロニードルそのものによる肌の刺激によって、肌のターンオーバーが促されます。
近年では、ダーマペンや美容鍼(鍼灸で行う美容針)など、あえて肌に刺激を与えることで、肌本来の持つ健康的な美しさを活性化させるという考え方が注目を集めています。
肌の奥深くには、肌の再生に関わる細胞(線維芽細胞など)が存在しており、この細胞に刺激を届けてあげることで、コラーゲンやエラスチンといった、肌のキメを整えるような成分の分泌を促すことが可能になります。
ダーマペンなどの美容医療行為に比べて、マイクロニードルコスメであれば自宅で行う毎日のケアの中でも、肌に微細な刺激を与えて、肌本来の持つ美容効果を最大限に高めることが可能になります。
1日で使用する事を止めてしまうと、「効果なし」と感じてしまうかもしれませんが、長期間使用することで個人差はありますが、効果を実感できると思います。
●肌にハリを与え、シミ・しわにアプローチ
表皮の下、真皮層はヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどの物質で構成されています。これらの物質が肌のハリや弾力を生み出しています。
そのため減少すると肌のハリが失われてしまうのですが、加齢と共に生産力が低下し減少していきます。
ヒアルロン酸・コラーゲン・エラスチンが減少した肌は皮膚を支えられず、肌表面に溝ができてしまい、それがほうれい線として目立つことにもなります。
マイクロニードルはこれらヒアルロン酸などを角層へ届けることができるため、ハリのある肌へ導く効果が期待できます。
特に目元周りは、顔全体の中でも皮膚が薄くなっており、乾燥によって肌角層の保水力が低下することで、肌表面に細かいしわが出現します。
さらに小じわによって目の下に黒い影ができると、影が目元のくすみとして見えてしまうのです。
マイクロニードルによって潤いを保つことで、小じわの原因を減らし、くすみ対策も期待できます。
●マイクロニードルの痛みについて
人が肌表面で痛みを感じる細胞の箇所を痛点といいます。
人は蚊に刺されたとき、痛くはありません。それは直径が70㎛(1マイクロメートルは1ミリメートルの1000分の1)しかない尖った口で血を吸っているからです。
細ければ細いほど、痛点を避けることが可能となります。
理論上、マイクロニードルほどの微細な針であればほとんど痛みを感じません。
しかし、塗布面積が広いとピリピリとした痛みを感じるのは事実で、それが苦手な人もいます。
なのでニードル美容液を使用する際は、まずは少ない量を狭い範囲に塗布し、ピリピリ感や肌の赤みなどをチェックしましょう。
